キャメルやカシミヤ、ヤクなどの獣毛素材はとても暖かく、環境にもやさしい素材です。モンゴルや中国の上質な素材の魅力を活かし、デイリーからお出かけまでお召しいただけるこだわりのニットウェアをご提案しています。
1978年に初めて中国を訪問し、奥地の陝西省で初めて「ヤク」という動物に出合い、その魅力にとりつかれ訪中する事41年間で300回以上！カシミヤ、キャメルなどの獣毛素材をも商品として取り扱うようになりました。現在はモンゴル国とも強いパイプで仕事をしています。
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ヤクの毛を梳いているところ。北モンゴルにて。2019年5月
自然と共に生きるあり方と、獣毛素材の
良さに魅せられて私はもともと自然や動物が大好きなのですが、今の仕事のきっかけとなったのは、41年ほど前に情報番組等の仕事で中国を訪れたこと。現在のチベット自治区のあたりで、夏なのに凍えるほどの寒さの中、初めて見たヤクに感動しました。
ヤクやキャメルなど獣毛素材のニットは非常に暖かいことが魅力ですが、動物や地球にやさしい素材という側面もあります。毛は夏に自然に抜け落ちたものを拾ったり、櫛で梳いたりして収集したもので、最後は埋めれば土へと還っていきます。
そんな獣毛素材の素晴らしさと、それを生産する人々の自然と一体化した暮らしに魅了されたことが、今の仕事の原点です。原料の仕入れのために、今も中国やモンゴルにたびたび足を運んでいます。今年の5月には東モンゴルを訪れたのですが、新月の夜に見た星空の美しいことといったら！「生きていて良かった」と心から思いましたね。
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キャメルの故郷へ。モンゴル国南ゴビにて。2017年5月
国境を越えた“人と人との信頼関係”が
ビジネスのカギ上質な原毛は世界中から引き合いがあり、最近は競争もどんどん激しくなっています。そんな中で強みとなるのは、強固な信頼関係で結ばれたビジネスパートナーとのネットワーク。実際に現地を訪れ、最新の情報をどこよりも早くいただくことが、ビジネスのカギになります。
私は、仕事をするうえで一番大切なのは人との信頼関係だと思っています。人柄に惚れることができる相手とでなくては、仕事は面白くない。会社の規模などではなく、結局は個人の信頼関係が大事です。現地ではお互いに惚れ合うことができるビジネスパートナーの方々との関係を大切に、腹を割って話しながらお取引をしています。 -
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上質な素材をふんだんに使用した、「よそ行き服」にもなるニット作り
仕入れた原毛は、ナチュラルな素材の魅力を最大限活かすため、そして環境にも配慮をし無染色で使用します。キャメルやカシミヤ、ヤクなど、それぞれに合う編地やデザインを検討し、特徴を活かすことが基本です。獣毛の分量を少なくすれば価格を抑えることができますが、本当に良い物をお届けするために、素材は惜しまず使用しています。
理想とするのは、本物の心地良さ。ご自宅でもリラックスでき、お出かけ着としても上質な時間を過ごすことができるワンランク上のニットウェア。そのために、柄の入れ方やシルエット、丈感などにもとことんこだわり、あらゆる角度から見て満足いただけるこだわりのニット作りを追求しています。 -
カシミヤの赤ちゃんと。東モンゴルにて。2018年5月
標高4500Mのヤクの放牧地。中国青海省にて。2013年8月
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女性がいつまでも美しく着こなせるニットウェアをご提案します
ショップチャンネルさんには9年ほど前から出演させていただいていますが、製品の特長やこだわりを自らお客様にお伝えすることができ、またお客様からの反応もいただけることに、とてもやりがいを感じています。お客様からのお声で一番うれしいのは「今度いつ放送をやりますか？」といったお声ですね。私は来年74歳になりますが、楽しみにしてくださる方のご期待にお応えしたくて、できる限り長く頑張りたいと思っています。
これからも、年齢を重ねた方にも美しく着こなしていただけるニットウェアをお届けしてまいりますので、いつまでも、健康に美しく、おしゃれを楽しんでいただければ幸いです！
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